横領告白
「もう働き続けることができません。私は会社のお金を使い込みました。」
こう告げると
社長は怒るでもなく、ただ残念そうに。「なんでそんなことをした。信頼していたのに・・・」
手取り16万円では家族三人生活できませんとは言えませんでした。
お金は返せば刑事告訴はしないと社長から言われ、返済期日は11月30日。他の社員には他言しないからそれまでは引継ぎでこれまで通りの給与をもらいながら普段通り会社に出てきてくれと言われました。
この時点では概算でおおよそ400万くらいの使い込みだろうと自己申告しており、あと2ヶ月で400万を一括返済してくれればお咎め無しでいいと言われました。
親戚中に連絡を取りなんとかお金を集めようとしていました。
そして11月30日。結果的には無理でした。
もう一度チャンスをもらえることになり、次の返済期日は12月25日。とにかく一括返済です。
これまで妻に内緒にしていましたが、この時点で妻に告白しました。妻側の親族がなんとかしてくれるだろうという事ではなく、期限までに返済できなければ刑事告訴が待っています。とにかくそのことを伝えようと思いました。
妻は着服している事に気づいていない様でした。
そうこうしてるうちに
期限は刻一刻と迫っています。
最終的に親父の妹。叔母さんに連絡をしてみました。
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